2025年度は、篠笛奏者の土師あき子氏がフランツを努め、和のテイストを折り込みながらクラシック音楽の演奏を展開します。また、大阪・関西万博の兵庫県フィールドパビリオンとしての取り組みを踏まえ、4月20日(日)~10月12日(日)までの開催とします。
この期間に丹波地域各地で街角コンサートをはじめとする様々なコンサートを展開します。「丹波で響き合う竹と糸、そしてシューベルト~日本の篠笛と世界の撥弦楽器の出会い~」をテーマとした、日本の伝統的楽器である和楽器と世界各地にある撥弦楽器がコラボレーションするユニークで斬新なコンサートです。
また、ホールコンサートでは、4月20日(日)に丹波篠山市お菓子の里丹波ミオール館で、オープニング・サロンコンサートを開催する予定です。そして、2025年度のフィナーレを飾るガラ・コンサートは10月12日(日)に丹波の森公苑ホールにて開催する予定です。
例年とは違った日程で、長期にわたるコンサートになります。どうぞご期待ください。
2025年度のフランツ
土師 あき子(篠笛・唄・太鼓)
Akiko Haze
幼少期より地元の祭囃子に慣れ親しみ、2歳で和太鼓、9歳で笛を始める。
2010年 鼓童文化財団研修所 入所。
2012年 太鼓芸能集団「鼓童」入団。
主に篠笛を担当し、年間100公演を越える国内外ツアーに参加。
2013年・2014年 国際芸術祭「アース セレブレーション」城山コンサートにて唄でソロ出演。
2013年・2015年 人間国宝 坂東玉三郎氏と舞台「アマテラス」で共演。その他数々の坂東氏が手掛ける舞台へ出演。
2017年3月 ”東京2020公認プログラム”の日本の文化を世界に発信するための企画で、バーチャルシンガー「初音ミク」と共演。
2017年8月に鼓童を退団後、大阪を拠点に、篠笛や和太鼓の指導をしながら演奏活動を続けている。
2024年度に予定しておりましたコンサートは、11月17日(日)のガラ・コンサート(ファイナルコンサート)をもちましてすべて終了しました。各会場に多くのお客様に足をお運びいただき、素晴らしいコンサートを繰り広げることができました。この場をお借りしまして皆様に厚くお礼申し上げます。
2025年度は、更に新たな取組や工夫を加え、皆様に喜んでいただけるよう取り組んでまいります。大阪・関西万博のフィールドパビリオンとしても取り組みをしていきます。開催は4月とし、例年より早いスタートを切ります。どうかご期待ください。
「丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば」は、1995年に畑音楽監督を中心として地元丹波地域に音楽を根付かせるために各地域で様々なコンサートを開始して以来、今年、2024年に30周年を迎えることとなります。その間、地元の皆様をはじめとしてご支援いただいている皆様には、多大なるご理解とご協力を賜りましたことに厚く感謝申し上げます。
今年は、記念すべき30周年を祝いつつ、これまでの30年を振り返り、たんばから世界に向けて皆様とともに歩み続ける「丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば」を目指して取り組みを継続してまいります。今後とも皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2024年度のフランツ
畑 儀文(音楽監督 テノール)
Yoshifumi Hata
兵庫県丹波篠山市出身。大阪音楽大学大学院修了。
1979年、小林道夫氏の伴奏による初リサイタルを行う。以後、テノール・ソリストとして、ペーター・ダム(ホルン)、ユリウス・ベルガー(チェロ)との共演、イェルク・デームス、ロジャー・ヴィニョールズ、小林道夫の伴奏による数多くのリサイタル等、大きな成果を収めた。
91年蘭アムステルダムの高名なバロック歌手M.v.エグモントのもとで研鑽を積む。以後オランダ各地で毎年受難週には福音史家として招かれ、また独ライプツィヒ・ニコライ教会においてJ.S.Bachの作品のソロを務めた。93年〜99年3月にかけて、シューベルト歌曲全曲演奏を成し遂げ国内外で話題を集めた。
日本コロンビアから5種類、(株)エールから2種類のCDをリリースし、その天性の歌声はジャンルを問わず、心に響く感動を呼び注目を集めている。
2024年5月Eckelshausener Musiktage(ドイツ)、8月Sommerkonzert (ウイーン・リヒテンタール教会)で歌曲集「美しき水車屋の娘」を弾き歌う。
「大阪文化祭賞」「咲くやこの花賞」「坂井時忠音楽賞」「兵庫県文化賞」等多数の賞を受賞。丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば音楽監督
2024年度 ポスター
『シューベルティアーデたんば』は、1995年に始まり、毎年秋に開催されている国際音楽祭です。「シューベルティアーデ」とは、シューベルトが仲の良い友だちを呼んで自宅のサロンで開催したコンサートの意味です。テノール歌手の畑儀文が中心となり、地元住民及び地元出身者主体の実行委員会が企画運営を行い、丹波地域の各地で大小様々なクラシックコンサートを行っています。